八重山郷里の挑戦 Vol.8 ホテルシェフら招き生産流通懇談会を実施

首都圏や関西のホテル・レストラン関係者との懇談会

首都圏や関西のホテル・レストラン関係者との懇談会

 

首都圏、関西圏のホテル・レストラン関係者を招いての「八重山郷里・生産流通懇談会」は2014年4月14日、沖縄・石垣市のステーキ・焼肉石垣島きたうち牧場浜崎店で開催された。

懇談会には名古屋東急ホテル・小早川康シェフ、ホテルオークラ東京・坂水春也シェフ、金徳正武シェフ、ミリアルリゾートホテル・山口博史シェフ、ホテル阪急インターナショナルの松井康子シェフ、六甲山ホテル・檜本幸洋シェフ、石垣吉田・鈴木徹シェフをはじめ、八重山の繁殖農家ら約30人が参加。
「生産現場の苦労や課題」「いま、求められるお肉がどのようなものか」などについて論議が交わされ、互いに理解を深めた。

名古屋東急ホテル ロワール鉄板焼・小早川康シェフ

名古屋東急ホテル ロワール鉄板焼・小早川康シェフ

小早川シェフは「生産者は格付でBMSNo.12をめざす。しかし、お客さまから求めているのはサシ重視よりも美味しい肉。3等級も5等級も、同じ生産コストがかかっている。それを踏まえた上で、脂が好きな方、苦手な方、それぞれに食べたいものを選んでもらうべき。格付がすべてではない。
仮にTPPが進展し関税が10%ということになれば、真の意味で選択する時代になる。私のお店では様々なお肉を扱っているが、昔から八重山導入指定のヒレを提供している。八重山導入では明らかな違いがある。サシだけを追う牛づくりを止めませんか」とし、サシ以外でも差別化が可能であるとの見解を示した。

■ 黒島、石垣の繁殖牧場を視察、哺育体験も

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黒島・下地牧場での哺乳体験の様子

今回の懇談会は石垣島きたうち牧場視察ツアーに合わせて企画されたもの。八重山郷里生産者グループの牧場視察も行われ、黒島の下地牧場、名嘉牧場、石垣市の東竹西牧場、比屋根牧場を訪問し、繁殖生産の流れについて説明を受けたほか、哺乳実習などを体験した。

DSC_0335参加したシェフのほとんどが繁殖農家の視察は初めて。広大な牧野で草を食む光景を目の当たりにし、「これまで肥育は視察したことがあったが、子牛を生ませ、育てる現場まで視察でき感動した。自分が提供している肉がどのようにつくられるのか、生産者がどのような想いでつくっているのか、美味しいお肉とともに伝えていきたい」と話し、目を輝かせていた。

参加したホテルレストランで年内に八重山郷里フェアを企画が浮上するなど、八重山郷里の絆の輪は着実に拡がりをみせている。

 

 

Meat UP!片平梨絵
この原稿は肉牛ジャーナル2013年10より連載されていたものです。

 

八重山郷里の挑戦 Vol.9 島根・松永牧場で現地視察研修を実施>>

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