八重山郷里の挑戦 Vol.10 大阪で「八重山郷里どなん和牛」フェア

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「八重山郷里どなん和牛フェア」が5月31日、大阪府大阪市の創作居酒屋「キッチンきたうち」(松本圭二店長)で実施され、大阪で初デビューを果たした。

“どなん”とは与那国島の別称で、渡るのは困難な島という意味。フェアには与那国島の繁殖農家・真嘉牧場の金城信利さんのほか、八重山郷里素牛生産者グループの東竹西信行リーダーも駆けつけ八重山の子牛づくりをアピールした。

選りすぐりのブランド牛を1頭買いし、様々な部位をみんなで食べ尽くすという同店のブランド牛フェアは毎月1回、最終週の土曜に開催。毎回、松阪牛、神戸牛、米沢牛など、ブランド牛生産者本人が登場する企画で人気を集め、1日に200人超が来店するイベントとしてグルメ雑誌等に取り上げられるほど。

13回目を迎える今回は、八重山郷里ということで繁殖農家の金城さんが招かれたもの。金城さんが焼き上がったステーキを自らテーブルに運ぶと来店客に拍手で迎えられた。フェアに繁殖農家が参加するのは初めて。毎月、生産者との交流を楽しみに来ているという山上真由子さんは「子牛農家さんがいることを知りませんでした。たくさんの人の手を経て美味しいお肉になるのですね」と笑顔だった。

■ フェア提供牛の2代祖は茂福晴号

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金城さんは「繁殖農家が子牛を販売した先まで確認する機会は少なく、自分が育てた牛がお肉となり、消費者の口に入る場面に立ち会えるとは思ってもみなかった。満足感のある笑顔、美味しいという声を糧にまた頑張りたい」と喜びを語った。

この日、提供されたどなん和牛(38カ月齢)は真嘉牧場で繁殖された後、石垣島きたうち牧場で肥育された牛で、血統は『福安幸×茂福晴×糸竜』。2代祖の『茂福晴号』は真嘉牧場で繁養した種雄牛だったことから、金城さんの感激もひとしおだった。

東竹西リーダーは「繁殖農家は自分の育てた牛がどこで提供されているか知る機会が少ない。牛肉の販促イベントは肥育農家が参加するのが一般的であり、今回、参加できたことに感謝したい。とても励みになる」とし、活動をグループ全体に拡げたいと意欲的だった。

なお、4月の懇談会に参加した名古屋東急ホテル(小早川康シェフ)では7月16~8月31日に八重山郷里フェアを開催することが正式決定し、さらに高いステージで八重山産子牛をアピールする機会が実現しそうだ。

Meat UP!片平梨絵
この原稿は肉牛ジャーナル2013年10より連載されていたものです。

 

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