八重山郷里の挑戦Vol.13 黒島生まれ佐賀育ちの「八重山郷里牛」初輸出

20140902_0060八重山から世界へ―。

八重山郷里素牛生産者グループの立ち上げから約1年。

八重山生まれの「八重山郷里牛」がこのほどマカオへ初輸出された。

輸出されたのは、沖縄県八重山郡竹富町黒島の比屋定修さんが繁殖し、

佐賀県の中山牧場(中山裕代表)で肥育された「八重山郷里牛」

(=写真、出荷月齢29ヶ月、雌、血統=父:美津照重、母の父:福華1、祖母の父:北忠平、枝肉重量414.9kg)。

対マカオ輸出食肉施設である神戸市立食肉センターで9月1日にと畜後、ケイ・ピー・シーで加工処理後、ケイ・アール・エス(大阪府東大阪市)が輸出したもの。

輸出された「八重山郷里牛」には、子牛生産履歴を含めた農場証明書、登録書等が添付され、現地のカジノホテルのレストランで「Yaeyama-Kyori Beef」として提供された。

■ 世界に和牛の美味しさをアピールしたいと比屋定氏

DSC_0661

今回、輸出された八重山郷里牛の繁殖者・比屋定修さんは8年前に黒島にUターンし和牛繁殖を始め、現在、母牛40頭を保有する。輸出の第一報を聞き、「自分が育てた牛が輸出されるなんて本当に喜ばしいニュース」と声を弾ませた。

「中山さんの肥育技術の力が大きいが、牛づくりは繁殖農家、肥育農家の努力の総合力だと思う。一人よがりではなく、購買者の声に耳を傾けながら改良を進めるべき。TPPなど国際競争が厳しくなる中、増体型だけに偏っては海外に太刀打ちできないのではないか。

肥育農家と協力しながら良い牛づくりをすることで、世界に日本の和牛の美味しさ、素晴らしさをアピールしたい。その一助となるべく、これからも自分の牛を通して世界に発信することを夢見ながら邁進していきたい」と決意を新たにしていた。

Meat UP!片平梨絵
この原稿は肉牛ジャーナル2013年10より連載されていたものです。

 

八重山郷里の挑戦Vol.14 最終回「八重山郷里牛」の規約策定へ>>

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ